つくしの思い出

今朝子供の保育園の通園途中の道端で、あるお年寄りが腰をかがめて
何かを探していた。

どうしたのかと思い、近寄ってみると「つくし」を摘んでいた。

「あ～つくしだぁ!!」

もう春なんだよなぁ。春を感じるものは色々あるけれど、つくしもその１つです。

子供の頃、よく家族で山や土手につくしを摘みに出かけていた。そして摘んだつくしの
ハカマ取を手伝わされていたのを思いだし、とても懐かしくなった。

みんなそれぞれ自分のテリトリーがあり、あそこへ行くと一杯つくしががあるよ。
あっちはもっとあるよ…
なんて、ちょっと自慢競争なんかもしてたなぁ(^_^;)

でも今はその場所（つくしがある場所）も道路整備が進み、昔の面影はない。
時代の流れではあるけれど、少し寂しい気がする。

でも、今朝会ったお婆ちゃんがつくしを摘んでいる場所は、山でも土手でもない。
普通の通学路の片隅の草むらなんだよね。　

田舎も捨てたモンじゃないよね♪　さすが淡路！なんて思ってしまった。

そして、思い出はもう１つ…つくしといったら「佃煮」だよな。
お母さんがよく作ってくれていたのを思い出しながら、自分で摘んだつくしで
「つくしの佃煮」を作ってみた。



味はシンプルな甘辛味。ご飯にも合うし、酒の肴にももってこいの優れもの。

つくしを摘む機会があれば、是非お試しあれ！